厳しい暑さが続いている鳥取砂丘です。

カンカン照りは相変わらずで、
すっかり乾ききっています。

早くから海風が入ったので、
気持ちよく過ごせるのが救い。

昨日までと違うのは、
日本海にうねりが出ていて、
波が大きな音を響かせています。

いよいよ明日からは天気下り坂で、
この暑さも今日限りでいったん終了。

そんな今年最後？の夏景色となった午前の部に、
滋賀、兵庫、広島から、ご家族さんやお仲間さん、
一人旅のお客さまがいらっしゃいました。

吹いている北風にそれほどパワーはなく、
テイクオフには十分な助走が必要です。

まずはお父さんがいの一番にスタートで、
幸先の良い出だしとなったところで、
みなさんにも続いてもらいます。

小さな6歳のお嬢ちゃんも、
はじめこそ自信がない様子でしたが、
いったん上手く飛べてしまうと、
次からはたった一人で挑戦。

いつも中学生のお兄ちゃんに続いて、
素晴らしい飛行を見せてくれました♪

お兄ちゃんはとっても面白かったようで、
すごい勢いでリフライトを繰り返していましたね。＾＾

やっぱりこのところの傾向で、
夏を思い出すような気候と弱い風、
初心者のパラグライダー体験にはグッドですが、
飛んだ後の登りがなかなかハードな時間帯でした。

続いて少し風に勢いが出てきた午後の部に、
大阪、兵庫、鹿児島から、ご夫婦さんやお仲間さん、
一人旅のお客さまがいらっしゃいました。

いきなりの急展開で、強めの北風が吹いて、
トーイングスタイルへと方法を変更。

ほとんど一歩も進まないうちに、
実にイージーに浮き上がって、
しばしの空中散歩を堪能。

ここで難しくないことが分かってから、
緊張した面持ちが明るい表情に変わります。

そのままトーイングスタイルが続くかと思いきや、
急にストンと無風近くまで風速ダウン…。

ウインドパワーが望めないことから、
今度は丘のてっぺんまで登って、
十分な高さを利用してスタート。

先ほどよりは長く飛べないものの、
よりダイナミックな飛行に切り替わって、
皆さん興奮気味に高さを味わっておられました。

斜面をせり上がってくる上昇気流に乗って、
高く、さらに長くホバリングしている人も。

風の変化がいろいろあった時間でしたが、
飛びやすい風を利用してたっぷり遊べました。

そして西の空に雲が広がってきた夕方の部に、
東京から親子さんやお仲間さんが到着。

北西風が少しずつ弱くなっていって、
太陽が見え隠れするようになりました。

あれほどの暑さもクールダウンで、
やっと過ごしやすい秋の気候に。

というわけで丘の上からどんどん飛びだして、
爽やかにショートフライトを楽しみました。

まだわずかに上昇風も残っていて、
リフトラインを辿りながら滞空も。

「うーん、気持ちいいですね～。」
の声を皆さんから聞くことができて、
パラグライダー日和を飾ることができました。

帰り際に顔をのぞかせた美しい夕陽は、
ほんの一瞬の感動シーンでしたね。

(STAFF ICHIKAWA)