最近雨が降らない日がない鳥取砂丘です。

それでも本日は夕方まで、
久しぶりによい天気に恵まれました。

最後の部の講習が終わった頃に、
背後からゴロゴロと怪しい音が響いてきて…。

そうなるまで珍しいほどご機嫌な天気でしたが、
どちらかというとシビアな風の条件に。

余裕でパラグライダーが楽しめる風とはならず、
自然条件を選びながらのハードな場面が多かったです。

そんな鳥取砂丘の早朝から夕方まで、
全国からたくさんのお客さまがいらっしゃいました。

涼しい朝の時間帯は、強めの南風ながらも、
トーイングパラグライダーで十二分に楽しめます。

微妙な違いではありますが、南東風ということで、
いとも簡単にホバリング状態に入ります。

えっ？えっ？と言いながら、
11歳や12歳のお嬢さん方も初フライト成功。

続いて午前の部は、
ピーカンに晴れているせいか、
さらに南風がパワーアップしてしかも乱れ気味。

やりにくさを感じる典型的な条件ですが、
こんなときはやっぱりハンググライダーがベスト。

と数回飛んだところで、
ちょっと風が弱まり傾向を見せたので、
急いでトーイングパラグライダーに切り替えました。

早朝のときと同じくホバリングに入れたいところですが、
やはり風が暴れすぎるせいもあって、落ち着きがありません。

強い日差しが出て、そこへ生暖かい南風、
その結果、気温もうなぎ昇りで急上昇中です。

できる範囲のところでフライトを続けて、
厳しい条件ながら砂丘の空を楽しんでもらいました。

そして夕方の部になって、
強烈な日照の効果が現れてきたのか、
嬉しい嬉しい海風がようやく侵入。

気温も2～3℃イッキに下がったように感じます。

こうなると日本海に向けてのフライトが可能になるので、
海の見えるポイントまで移動して、どんどん飛んでもらいました。

いつもこのスタイルが楽しめると有難いのですが、
自然はさまざまな表情を持っているので、
顔色を伺いながらの講習となります。

そして今日の夕方のように、
飛びやすくて面白いフライトができると、
お客さまもスタッフも非常にテンションが上がって、
自然の営みに対する感謝の念がふつふつと湧いてきますね。＾＾

久しぶりに見た鮮やかな風紋(ふうもん)とともに、
圧倒的な夕日のシーンが印象的でした♪