すっきりくっきり大山が望めた鳥取砂丘です。

真っ白い雪に覆われたその雄姿が、
青空の中に浮かび上がっていました。

快晴で放射冷却となった氷点下の朝は、
澄み切った空気のおかげで見通しバツグン。

輝かしい日の出の反対側を眺めると、
堂々たる大山がそこに鎮座していました。

そんな鳥取砂丘の午前の部に、
愛知から一人旅のお客さまがいらっしゃいました。

いろいろとアウトドアを楽しまれている方で、
沖縄でのダイビングに続いて、今回は空にチャレンジ。

南風が5～6m/sで比較的パワーがあったので、
トーイングスタイルのパラを選択します。

高台まで移動して、さっそく飛行準備を完了し、
空の世界へ向かってスタートラインに立ちます。

さぁ、行こう！としたその矢先、
頭上に数羽のトンビが飛んできて、
その成り行きを興味深そうに見下ろしていました。

風に強弱があるようで、
弱いときに無理に出発すると、
うまく風に乗れないのがわかりました。

なので、なるべく上昇風が発生するタイミングで、
ダダダっと前方に向けて駆け出してもらいます。

すると、ふわっと空中に身体が持ち上がり、
その感覚と同時に、操縦にも集中します。

数回フライトに挑戦してもらいましたが、
どの飛行も調子よく、空の旅が楽しめました。

続いて午後の部に、
大阪からご夫婦さんがいらっしゃいました。

本日はお誕生日ということで、
記念すべきバースデーフライトです。

その頃には、いくらか上空の雲が増えて、
南風の突風もハンパじゃない乱れ具合でした。

砂を引き連れて前方から暴風がやってくると、
しばらく待機で、じっと過ぎ去るのを待ちます。

やがて落ち着きを取り戻した時点で、
するするっと空中に滑り出すようにして、
浮遊感を全身で味わっていただきました♪

まだまだ真冬のはずですが、
青い空と暖かい日差しが降り注いだので、
今日のお客さまは、砂丘に寝っころがって、
春の訪れをまったり満喫していましたね。＾＾