あいかわらず厳しい暑さの鳥取砂丘です。

ここ最近の流れと同じで、
雲があるのがせめてもの救い。

たまに隙間から日差しが届くと、
モワッとした蒸し暑さが広がります。

そんな鳥取砂丘の午前に、
広島県からカップルさんと、
兵庫からご家族さんがいらっしゃいました。

南風がブンブンと吹き荒れていて、
6m/s前後でわりあい乱れを感じます。

もちろんこんな場合にはトーイング式で、
ロープで必要以上に飛ばないように制御します。

乱気流が翼を揺らすことがたびたびあって、
余裕がないお客さまもいらっしゃいました。

そこで方法を少し変えて二人乗りにして、
操縦はお任せスタイルでもう一度空へ。

少々の気流の乱れはまったく問題なくなり、
思いっきり両手を広げて空中高く飛びました。

この方法だとフライトに集中できるので、
みなさん笑顔で満喫されていましたね♪

続いて午後の部に、
関西からカップルさんがいらっしゃいました。

もっとも暑さがピークを迎える時間ですが、
それでも上空には雲が広がっていたので、
暑すぎない程度にのんびり過ごせます。

グライダーの持ち運びが少なくなるようにして、
フライト後は、すぐさま日陰に避難してもらったり。

砂を巻き上げるような突風には気をつけながら、
何度も大空高くに浮かんでいただきました。

参加してくれた彼氏さんは、
高所恐怖症にもかかわらずに、
果敢にチャレンジしてくださって、
楽しく遊んでもらえてよかったです。

そして夕方の部になって、
千葉からご夫婦さん、神奈川から同僚さん、
そして関西からカップルさんがいらっしゃいました。

南風は相変わらずの乱れ具合で、
6～10m/sと幅広く変化しています。

砂煙の舞う様子や、砂の色の変わり方で、
風の動きや強さなどの傾向がつかめるので、
ひたすら前方の観察を続けながらの講習に。

その結果、1人乗りでの操縦も上手にしてもらい、
自在に旋回する面白さを味わっていただきました。

さらに、先ほどと同じスタイルを使いながら、
もっと高くの到達点までたどり着いて、
圧倒的な高所フライトも堪能。

また一段とテンションがあがって、
上空で絶叫している人もおられましたね。＾＾；

およそ30年以上にわたる、
「空を飛びたい」という念願を果たすために、
千葉からはるばる来られたお客さまもおられたので、
終了後、みなさんの笑顔を見てホッといたしました。

ハッピバースデーのサプライズということで、
参加者みんなで、お誕生日の歌の合唱も。

蒸し暑い中でのパラグライダーでしたが、
面白い演出にご協力くださいまして、
ありがとうございました。m(_ _)m

とにかく空気の透過率が高いようで、
空が透き通って見えるのでとてもキレイ。

青空も、白い雲もキラキラ輝いていて、
さらに見応えあったのは感動的な夕陽。

決して飛びやすい風ではなかったですが、
素晴らしい風景と一体になることができ、
砂丘の自然を存分に感じていただきました。