朝からパラパラ降っていた鳥取砂丘です。

大陸に寄り道していた台風が、
いよいよ向きを変えて列島に接近。

湿った南風がどんどん送り込まれて、
ときどき雨粒を落としていきます。

幸い通り雨程度で済んでいるため、
なんとか講習はできそうです。

そんな鳥取砂丘の午前の部に、
岡山から女性コンビさんがいらっしゃいました。

ザッと降った朝の雨はいったん小康状態となり、
ときおり10m/sが吹くもののまずまずの風。

強風用のハンググライダーを準備したものの、
なんとかトーイングパラグライダーなら出来る模様です。

南向きの風受け面までグライダーを持ち込んで、
さっそくレクチャーと練習後、軽く浮遊体験から。

風の向きと強さ、そして斜面に駆け上がってくる上昇風、
さらにお客さんのコントロールが絶妙にマッチしたときに、
ふわふわっとその場で、ホバリング状態で滞空が始まります。

たまに突風も入ることがありましたが、許容範囲内ということで、
可能な限りハイペースで回転しつつ、どんどんフライトを続けました。

お二人とも高い場所から、砂丘の絶景を楽しまれていて、
鳥取砂丘で飛ぶ気持ちよさを満喫されていました♪

続いて午後の部に入って、
長野から女性コンビさんが到着。

予報では一日雨模様だったはずの天気が、
ここまでたいして降っていないので大助かり。

雨雲レーダーが雨の接近を教えてくれていたので、
少し予定を前倒しして、集合していただきました。

この頃にはすでに9m/s級が吹き荒れていて、
たまに15m/s越えの突風で、砂が激しく舞い上がります。

こんなときにはもちろん、骨組みの入っているハンググライダー向き。
ということで、集合場所近くの南斜面に移動して講習をスタートしました。

よく笑うお二人さんで、飛ぶごとに空中から高らかに笑い声が響いてきます。
周囲のスタッフも、もらい笑いがなぜか止まらなくなってしまいました。＾＾；

乱れる強風は、初心者さんにはハードな条件になるので、
いつもよりメニュー数を減らして、安全重視スタイルに。

それでもお二人の大笑いは相変わらずで、
最後のラブハングまでおおいに盛り上がりました。＾＾
終了後に、しっかりと雨が降りだしましたが、
砂の美術館などで残りの鳥取観光を。

台風前の微妙な天気ながら、
楽しんでいただけたようで良かったです。