猛烈な雲の列が通り過ぎた鳥取砂丘です。

大迫力でしたね。
午前中時間をかけてやってきた黒い雲が、
昼ごろ砂丘に到達してから、辺りの風景が一変。

穏やかだった風の流れが、
突然砂嵐へと変化しました。

もう台風来たの！？と勘違いするほどの規模で、
砂が舞い上がって、白っぽい視界が広がっています。

どうやら小規模の前線が通過したようで、
その変化の激しさにただ驚くしかなかったです。

そんな鳥取砂丘の早朝の部に、
東京から女性コンビさんがいらっしゃいました。

早起き大変だったでしょう？と尋ねると、
普段はお仕事が、もっと早く始まるそうな。

早さが功を奏したか、ほとんど無風に近い弱い風の中を、
長者ヶ庭の丘のてっぺんから、飛び出すことができました。

風が弱いということは、気流の乱れも少ないということなので、
飛びながら景色を眺められる、余裕のある体験が楽しめます。＾＾

お二人そろって、朝の気持ちのいい空気とともに、
鳥取砂丘の雄大さをたっぷり満喫しておられました。

続いて午前の部は、
地元鳥取からの親子さんと、
東京から一人旅のお客さまがいらっしゃいました。

北風に変わったばかりで、風速も1～3m/sぐらい。
日本海に向けて爽快にフライトできるパターンです。

タンデム(＝2人乗り)スタイルでも、
または一人で飛ぶソロフライトでも、
なんのプレッシャーもなく飛行できます。

秋休みを利用して来られた小4の男の子は、
夢が叶った～♪とウキウキ喜んでおられました。

ぜひボーイスカウトのイベントでも、
利用してみてくださいね！

その頃、前方を見渡したら、
横一列に並んだ真っ黒い雲が、
ゆっくり時間をかけて接近していました。

あの雲が来ると嫌だなぁ～、と話しながら、
少し講習スピードを上げて成り行きを見守ります。

風速アップに従い、講習内容も変化させて、
全体のスケジュールが終了したとたんに、
砂嵐とともに、爆風が砂丘内に侵入！

あっという間に飛砂に包み込まれ、
肌にバチバチと砂が当たります。

急展開の気象変化で午前中のみの実施となり、
午後の講習は残念ながら流れてしまいましたが、
3連休が始まる前に一悶着(？)あった鳥取砂丘でした。