夕方からザーッと降ってきた鳥取砂丘です。

それまでは曇り空に覆われて、
うっすら日差しも感じられました。

生暖かい南風が辺りを通り過ぎて、
ときどき砂を後ろへ吹き飛ばすほど。

数日前からの天気予報どおり、
今日の午後からは間違いなく下り坂。

雨雲レーダーを頻繁に眺めながら、
その規模や到達時間を推し測っていました。

そんな鳥取砂丘の夕方の部に、
お揃いの黄色いTシャツがよく似合う、
大阪、兵庫から女性グループさんがいらっしゃいました。

鳥取の近県ではすでに雨が降り出していて、
かなり激しい勢いのところもあるようです。

雨雲がうまく砂丘を避けてくれていて、
夕暮れも近いのになんとかセーフ。

お客さまと集合したタイミングでは、
たまにポツリと来る程度で、開催できそうな予感。

10m/s近くあった南風のデータに対して、
体感はそれほどのパワーが感じられません。

これはしめた！とばかりに、パラグライダーを準備して、
丘の上までいつもの2倍の早足で歩いていきます。=3

スタンバイをしながら風の様子を見ていると、
トーイングパラグライダーが十分楽しめる条件です。

操縦のエッセンスをしっかりお伝えして、
まずは軽く浮くところから始めました。

ふわっと、いきなり身体が持ち上がって、
突然のことに、本人からも周囲からも歓声があがります。

そうしながら飛ぶ感覚にどんどん慣れてもらって、
より長く飛ぶためのコントロールも同時にトレーニング。

さらに南風が4m/sほどまで弱まったところで、
いよいよ長者ヶ庭の丘の上からビッグフライトも。

周期的に突風が入る条件だったので、
テイクオフ直後はさらに高くなったりして、
豪快な浮遊感を体いっぱいに感じていただきました。＾＾

面白かった～！と帰り道では嬉しい声をいただき、
雨の接近でバタバタしながらも無事講習終了。

解散後まもなくして、大粒の雨がドバーと降り注いで、
乾ききっていた砂をたっぷり湿らせていました。