柔らかな日差しに満たされた鳥取砂丘です。

相変わらず霞んでいて、
あまり遠くまで見通せません。

湿り気が腕にまとわりつく感じで、
ここ数日しっとり感が続いています。

上空がもやに覆われている状態なので、
太陽光線にもそれほどパワーがなかったり。

そんな鳥取砂丘の午前から夕方まで、
全国各地からお客さまがいらっしゃいました。

意外だったのが朝の南風。
雑にも思える変化の多い風で、
注意を払いながら講習スタート。

5～6m/sながら、強弱の乱れがあるようだと、
手放しで飛ばせてしまうのは危険と判断。

3歳、5歳の兄弟さんもおられたので、
トーイングで抑えを効かせながら、
浮遊感を味わっていただきます。

そうこうしていると待望の海風が、
唐突な動きを見せてサッと入ってきました。

海側から入ってくる風はそれなりに安定していて、
丘の上の高台から、単独フライトが容易に楽しめます。

先ほどのように、ロープの長さの制限を受けずに、
スーっと滑るような気持ちいい飛行で無事フィニッシュ。

兄弟さんも、わ～っ！と空中で大声を上げながら、
生まれて初めての体験に、大喜びでした♪

午後からは、北東風に勢いが出てきて、
追い風に乗って距離を伸ばすパターンです。

時間とともに6～7m/sまでパワーアップしたので、
今度は強風を利用してのホバリングを狙います。

操縦と浮遊感がたっぷり堪能できるトーイングで、
翼の上下に流れる風をしっかり揚力に変えつつ、
ぷかぷか浮いて日本海を空から眺めました。

7歳の息子さんも、お父さんの応援を受けて、
見事なコントロールを披露していましたね。

夕方の部になると、
北西だったり、北東だったり、
5m/sが3m/sに弱まったり、その逆だったり、
刻一刻さまざまな状況が出現しました。

一日なんとなく不安定な風でしたが、
夕方になってもこの展開は珍しいです。

そうした中でしたが、飛ぶとまったく問題なく、
涼しくて動きやすい気候だったこともあり、
みなさん何度も空に向かってレッツゴー！

たまに強い風なって、
ロープが必要になる場面はあったものの、
丸一日パラグライダーで遊ぶには、
好条件に恵まれた砂丘でした。＾＾

週末土日が、うまく梅雨の中休みに当たって、
大勢のお客さまが鳥取砂丘の空を舞いました。