ハッと思い出したかのように晴れた鳥取砂丘です

かと言ってさほど長続きせず、
早々薄い雲が広がってきました。

明るい日差しと勢いのある北東風のため、
あっという間に砂の表面は乾いていきます。

そんな鳥取砂丘の早朝の部に、
埼玉と京都から、一人旅のお客さまがいらっしゃいました。

南風が2～3m/sということで、
乱れがなければまずまずの条件。

丘の上から様子を伺っていると、
風の乱れ具合より、むしろパワーが…。

みるみる勢いがなくなってきて、
しっかりとした助走が必要な場面です。

涼しい時間で、かつ元気なお二人だったので、
空に浮かんでしばらくの間、走り続けてもらいました。

初めてのフライトは、ふわ～とあっさり終了。
あまりのことで余裕のないまま終わった一本目でしたが、
以降はだんだん慣れて、必要以上の力も抜けてきました。

数本飛び終えたところで、今度は海から風が入り、
飛ぶポイントを海側に変更して再度空の世界へ。

さっきより、はるかに優雅に飛ぶことができ、
彼方に広がる水平線と日本海の風景を空から眺められました。

続いて午前の部に、
沖縄から一人旅のお客さまがいらっしゃいました。

朝に比べると、いくらか風は強くなっていて、
5～6m/sを数えるほどまでパワーアップ。

そうなるとトーイングスタイルで遊べるので、
近くのなだらなか斜面まで移動して講習開始。

なかなかパワフルな風を翼に受けて、
ホバリング状態になりつつ浮遊体験を。

マンツーマンで時間もたっぷりあったので、
浮く、浮かないのギリギリのところで練習する、
グランドハンドリングにも挑戦してもらいました。

初めは指示通りにコントロールしてもらいますが、
慣れてくるとその微妙な動きに対して、
自然に反応できるようになります。

三次元の動きながら、
体がその感覚に慣れるまで、
かなりの長時間遊んでもらいました。

風があるので簡単に浮かび上がるのですが、
そこはあえて操縦に専念してもらいます。

パラグライダーの翼を自在に動かして、
風と戯れる面白さを体感してもらいました。

沖縄にもパラグライダースクールはありますので、
帰ったら、またこの続きをやってみてくださいね。＾＾